検査の結果を聞きに病院に行ってきました。
癌ではなかった
一安心です。ほっとしました。
厳密には、1〜2割の確率で癌の可能性があるそうです。甲状腺癌には2種類あるそうで、そのうちの1つが発見困難な癌で、発症率が1〜2割なのだそうです。
甲状腺癌の種類
2つの甲状腺癌について、医師に教わった内容を簡単に記します。
乳頭癌
乳頭癌は発見が容易な癌です。
医師に症例を見せて頂きましたが、CTに黒い影のように写るので目視で発見出来ます。細胞診検査で顕微鏡を用いて細胞を確認すれば、その名の通り乳頭のような状態となっています。よって、発見が容易という訳です。
濾胞癌
濾胞癌は発見が困難な癌です。良性腫瘍との違いがわかりにくく、CTでも違いがわかりにくいし、細胞診検査でも違いがわかりにくいそうです。
先の「1〜2割の確率で癌」に該当する癌はこちらの癌です。
もし、癌だったとしても、甲状腺癌はとても進行が遅い大人しい癌で、転移も稀なので、定期的に検診を受ければ、早期発見出来るので問題無いでしょうとの事でした。
手術
癌でない事に一安心しましたが、以前の記事で書いた通り、私の腫瘍は大きく、摘出手術を勧められるサイズだったので、摘出手術をいつ行うか尋ねてみました。すると、
医師(以下医)「取りますか?あなたの場合、今のところ手術しなくても大丈夫ですよ」
私「え、でも、通常2〜3cmを越えたら摘出手術を勧めるっておっしゃいましたよね?私の腫瘍は5cm超えてます。早急に摘出した方が良いのでは…?」
医「腫瘍が気道や大動脈を圧迫してないし、違和感も無いのでしたよね?それなら、今すぐ手術しなくても大丈夫ですよ。それでも取りたいと仰るなら手術するよう手配しますが、手術には少なからずリスクを伴います。片葉切除となり半分は残るので、通常は問題ありませんが、稀にホルモンが分泌されなくなり、身体能力が低下するリスクがあります。」
私「歳を取ってからよりも、体力がある今のうちに摘出手術をした方が良いのではありませんか?」
医「昔はそういった風潮がありましたが、今の医療なら高齢での手術でも問題ありませんよ。」
私「…じゃあ、また今度で!」
医「では、今後の経過を観察して摘出するかどうか決めましょう。いつ摘出するかは人それぞれで、あなたぐらいの大きさの腫瘍が発見されて、手術までに10年、20年経ってから摘出した場合もあります。」
という訳で、今すぐ手術を行わなくて済みました。これまた一安心です。ただ、会社や知人に「近々手術で入院する」と話していたので、ちょっとバツが悪い…。
最後に
甲状腺に腫瘍が発見されて、検査の過程をブログに纏めてきましたが、今回でひとまず終わりです。今後は定期的に病院を訪れ、腫瘍の大きさの測定や、癌化していないか検査を行う予定です。
私の場合、全く自覚症状がありませんでしたが、医師に指摘されて甲状腺が腫れている事を知りました。喉の下の辺りを触ってみて、左右で大きさが違うようでしたら、私と同様の症状です。一度病院の診察を受けてみて下さい。万が一という事もあります。
このブログの記事が、甲状腺の症状について検索し、辿り着いた方の不安を少しでも払拭できれば幸いです。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。