私がアジングで使っているロッドの紹介記事です。
購入理由
「ベイトタックルでジグ単でアジを釣る」という変な楽しみを覚えてしまってから、色々なロッドを使ってきましたが、どうもしっくりきていませんでした。
- SSR-610Tだと、感度は良いけど、1gを切るリグはキャストしにくい…リグの存在を掴みにくい…。
- BWS-68TBだと、1gを切るリグのキャスタビリティと感度は良いけど、リグの存在を掴みにくい…。
- BWS-44FC-RXやBWS-501FC-RXだと、キャストしやすいけど、感度が…リグの存在感を掴みにくい…。
1g前後のリグを扱いやすくて、キャスタビリティが良いロッドが欲しいと常々思っていました。
そんな中、このロッドの発売がアナウンスされて是非購入しようと思ったのですが、販売本数が3カラー各7本、合計21本と本数が非常に少なく諦めていたのですが、幸運な事に購入できました。
私が購入したカラーはラベンダーピンクです。
所有しているBWS-FC-RXや、STB-EXのスレッドがパープルなので、近しいカラーを選択しました。
使ってみると、これぞ求めていたロッド!といった具合で、とてもお気に入っています。
Abu Ambassadeur 1601C と組み合わせて使用していますが、キャスタビリティは非常に良好です。
0.8gは難なくキャストできますし、風が無ければ0.6g もいけます。
最新のベイトフィネスリールですと、もっと軽いリグまでいけるのではないでしょうか。
感度面も素晴らしく、小さな違和感を感じ、アタリを取ったり、潮噛みを感じリグの存在感を感じ取れるので、釣れるレンジを探ったりといった事が容易くできています。
要するに、今まで使用していたロッドよりも情報量が多いので、ジグ単の釣りが楽しいロッドです。
アクションについては、ガチガチの張りがあるロッドではありません。思ったより曲がります。曲がり具合はTFL-55RX-Tiとよく似ていると思います。
その為、魚がヒットすると、とても楽しいです。魚に追従してくれますから、バラシが少ない印象を持っています。
外観
バットエンド

リールシート


バットガイド

ティップセクション

ティップガイド

ティップは2本付属しており、それぞれチタンティップ、カーボンソリッドティップです。
上がチタンティップで下がカーボンソリッドティップ、カーボンソリッドティップの方が少し長いです。
公式サイトに以下のように書いてありますので、私はチタンティップしか使っていません。
想像するに、チタンティップはよく曲がりますから、それがベイトタックルでのキャストと相性が良いのではないかと考えています。
軽いリグを投げるので、ティップをよく曲げるイメージで投げています。今のところ、これで良い感じに釣りできてます。
伝家の宝刀”チタンTOP”が更なる深化、高感度 / シャープさの極致へ。ジグ単で”打てば響く”操作感!ボトムレンジ完全攻略の最適解_。ベイトフィネスでの相性の良さもチタンTOPに軍配!
取扱説明書、保証書、タグ

取扱説明書には、急なフッキング、抜き上げ、ロッドの立てすぎ現金といった使用時の注意事項が書かれています。過去販売されたロッドの説明書と基本的には同じ内容です。
折れると嫌だし、抜き上げでフックアウトするのも嫌なので、昔から尺近いアジだった場合はランディングネットを使うようにしています。
そういった使い方をしていれば、今までの安達棒でも問題はありませんでしたし、大丈夫でしょう。
ベイトリール使用時のトリガーレスグリップについて
このロッドはベイトリール対応を謳っていますが、トリガーグリップはありません。
うまくパーミングできるか少々不安だったのですが、杞憂でした。
リールシートの下の箇所がうまく指にフィットするようになっていまして、

キャスト時には人差し指と中指の間にフィットし、

リトリーブ時には、薬指と中指にうまくフィットして固定できます。

しっかり考えられて作られていました。
流石安達さん、改めて感服致しました。
TFL-55RX-Tiとの比較
妻のアジングの愛竿TFL-55RX-TiがTFL-57WRX-Tiと長さ等、非常によく似たスペックなので比較してみましょう。
継数は2、ガイド数は7、これはどちらも同じです。
TFL-55RX-Ti | TFL-57WRX-Ti | |
長さ | 5.6ft | 5.7ft |
重量 | 31.5g | under 30g |
適合ルアー(g) | Zero 〜 1.2 | 0 〜 5 |
適合ライン | 1~1.4LB. エステル:0.2~0.3号 | エステル 0.2~0.4号 PE0.175号~0.3号 |
ほぼ同じなのですが、適合ルアーが大きく違います。
似たようなロッドなので、あまりこのロッドでも重いルアーをキャストするのはやめておこうと思います。
チタンティップを使っているからか、3gはティップが曲がりすぎて投げにくい印象を感じたので、2gまでにしておきます。
もう少し重いルアーを投げたくなったら、その時はカーボンソリッドティップを使ってみます。
重量に関して
数gの違いなのですが、人間の体というのは凄いもので、ロッド自体のバランスもあるのでしょうけど、1インチ長いのにちゃんとTFL-57WRXTiの方が軽く感じます。
リールシートの差、ガイドスレッドの差の積み重ねで軽量化できているのでしょう。
尤も、私のリールはAmbassaduer 1601C IARに対して、妻はAirity SF1000S-Pととても軽量なリールを使っていますので、トータルの重量では妻のタックルが圧倒的に軽いです。
チタンティップの比較

上がTFL-55RX-Ti、下がTFL-57WRXTiのチタンティップです。
わずかにTFL-57WRXTiの方が長いです。
トップガイドの比較

左がTFL-57WRXTi、右がTFL-55RX-Tiです。
写真だとわかりにくいのですが、TFL-57WRXTiの方がわずかに径が小さいです。
これは#2以降のガイドでもです。
その為、ガイドだけで考えたら、極めてわずかにTFL-57WRXTiの方が感度は良いでしょう。
老眼の目には糸通しが、これまで以上に困難となっています。
バットガイドの比較

バットガイドに関しては、よく見てみましたが、同じものかなー?といった印象です。
少なくとも径は同じように感じます。
バットガイドのスレッドの比較

上がTFL-55RX-Ti、下がTFL-57WRXTiです。
TFL-57WRXTiの方が薄く見えます。この辺りで軽量化を図っているのでしょう。また、どちらもガイドフットを削って軽量化しています。細部まで調整してロッドをデザインし、作り上げる姿勢に脱帽です。
リールシートの比較


大きな違いはリールシート上部の形状です。
TFL-57WRXTiは大きく削られております。
また、TFL-57WRXTiは空洞となっておりますが、TFL-55RX-Tiはカバーがあります。トップのアイキャッチ画像がわかりやすいですね。
ちょっぴり強度を犠牲にして、軽量化しているのでしょうか。
その他で気になるのは、リールシート上部のスレッドです。飾り巻きのようですが、このスレッドによって強度を補っているように感じます。適合ルアーの差はこれによって生み出されているのかも。
最後に
お読みいただきありがとうございました。
浅いレビューで大変申し訳ございません。
今後はこのロッドで釣果記事を作成しますので、ご覧いただけたら幸いです。
このロッドでの釣果一覧は こちら からご覧いただけます。
メーカー公式ページは こちら からご覧いただけます。
安達さんのXのポストによると、この系統のロッド、次はグラスで出されるそうなので、そちらも期待ですね。
ベイトフィネス寄りなグラスのXXTをお待ちくださいませ🙇♂️ https://t.co/wFpYeS8HVg
— ビルダー安達 (@builder_adachi) May 19, 2025
安達棒とアンバサダーで色々釣りたいおじさん。
Macでプログラムを書いて暮らしています。 趣味はルアーフィッシング、ギター、アクアリウムとストリートファイター(格ゲー) 。
宮崎県在住。