2017/11/16の釣り

去年、釣場でお知り合いになり、それから親しくして頂いている阿萬さんと、ひょんなことからメッセージで会話した時の事。

「入院する前に80cmは無理でも70cm、いや60cm!スズキサイズを釣りたいものですね〜」

話の流れでそんな会話を交わしたところ、有り難い事に釣りのお誘いを頂きました。

病気になった事は憂鬱ですが、いろんな方が釣りに誘って下さるので、有り難い限りです。思い出を糧に治療に励みたいと思います。

釣行当日。

釣り開始から数十分後、阿萬さんは用事で一旦釣場を後にしなければならなくなり、教わった釣り方を元に、一人での釣りとなりました。

ウェーディングして川の中程で釣りをしていると、これ以上強くなったら、自分が流されちゃうんじゃないかと、軽く恐怖を感じる程、強い流れとなりました。

しかし、このように流れが効いていると、魚の活性は上がるものです。

期待しつつ、ルアーを流れに乗せてドリフトさせているとヒット!思った通りでした。

50cm程のシーバス、マルフッコでした。私は比較的ライトなタックルを使ってシーバス釣りをしているので、これぐらいのサイズであれば、十分楽しめます。

ヒットルアーはタックルハウス BKF90リップレス。強い流れに普通のミノーを流しても全く反応が無かったので、リップが無い大人しい動きのミノーを使ってみた事が功を奏したのかもしれません。このリップレスチューンを施したルアーについて、興味が沸いた方はこちらの記事も是非ご覧下さい。

リリース後、同じようにミノーをドリフトさせているとまたヒット。40cm強のマルフッコでした。

こちらもヒットルアーはタックルハウス BKF90リップレス。このミノー以外にTKRP、TKLM、Mを投げましたが、このルアーだけにしか反応してくれませんでした。たまたまでしょうけど、不思議なものです。

リリース後、流れが緩くなっている事に気付きました。

釣った時と同じようにミノーを流してみるものの、アタリがありません。ルアーをあれこれ変えてみても反応無し。その間、ますます流れは緩くなってしまい、釣れそうな雰囲気は消失してしまいました。

そんな状況の下、暫く釣りをしていると、阿萬さんが用事から帰って来られました。

状況を説明すると、

「こうなるともうここは終わりです。」

上手い人は見切りが早い!この釣場の事を熟知しているからこそできる事だと思います。魚や釣場に関する豊富な知識と経験を元に、攻略法を確立し、実践しているアングラー。お話の端々から阿萬さんはそういう方と感じます。先日、御一緒させて頂いた古谷さんもそういった方です。そんなアングラーに私もなりたいものです。

今回の釣行では、「シーバスフィッシングが上手い方の釣り」の片鱗を見れた気がしました。とても細かく状況を分析、整理していて、それを元に釣りを展開しているといった印象です。漠然と釣りをして、情報に左右されて釣場を選んでいる自分には、大変勉強になり、刺激を受けました。

「釣れた」でなく「釣った」

いつかそう自信を持って言えるようになりたいものです。

タックル
ロッド:ufmウエダ SPS-902SS-TiEX
リール:ダイワ 05イグジスト2508