Vagrantで仮想マシンを作成する

こちらの記事の続きです。

前回、VirtualBoxとVagrantをインストールし、仮想マシンを作成する準備が整いました。

今回は仮想マシンを作成する手順に関して記載します。

Boxファイルを追加

下記のコマンドで作成します。

vagrant box add <Box名> <boxファイルダウンロードURL>

<Box名>はお好みで。例えば、CentOS6ならば、”CentOS6″とか。

<boxファイルダウンロードURL>は、こちらのサイトから作成したいOSのBoxを検索し、表示されるURLを入力します。

例えば、”CentOS 6″と検索すると下記の画像のように結果が表示されます。”URL”列の”Copy”ボタンをクリックすると、クリップボードにURLがコピーされますので、上記コマンドの<boxファイルダウンロードURL>箇所にペーストし、コマンドを実行して下さい。

上記の例の場合、実際のコマンドはこうなります。

vagrant box add CentOS6 https://github.com/tommy-muehle/puppet-vagrant-boxes/releases/download/1.0.0/centos-6.6-x86_64.box

コマンド実行後、下記のコマンドを実行して下さい。コマンド実行時に指定した仮想マシン名のBoxが表示されたらBoxファイルの追加は完了です。

vagrant box list

Vagrantfileを作成

下記のコマンドを実行し、Vagrantfileを作成します。

cd <任意のディレクトリ>
vagrant init <Box名>

<任意のディレクトリ>はお好みで。私は”~/Vagrant/<仮想マシン名>”にしています。

<Box名>は先程追加したBoxの名前です。

上記の例の場合、実際のコマンドはこうなります。

cd ~/vagrant/my_vm
vagrant init CentOS6

仮想マシンを起動

下記のコマンドで仮想マシンを起動します。

vagrant up

仮想マシンにログイン

下記のコマンドで仮想マシンにログインします。

ログイン後のユーザーIDはvagrant、パスワードはvagrantです。

vagrant ssh

仮想マシンをシャットダウン

下記のコマンドで仮想マシンをシャットダウンします。

vagrant halt

最後に

以上で仮想マシンを作成できました。ログインして直接環境構築する、又はVagrantのprovisioning機能を用いて環境を構築しましょう。

プロジェクトに応じて手軽に開発環境を用意できるVagrantはとても便利です。それほど難しくはありませんので、使用経験が無い方も是非チャレンジしてみて下さい。