トラウトロッドとして生を受けたのに、何の因果か私に買われてしまったばっかりに、主にシーバスやアオリイカ、妙に外道を釣るロッドとして活躍しているロッドの紹介記事です。
購入目的
このロッドを購入する以前、7F-70EXでシーバス釣りをやっていたのですが、もっと長くて軽いルアーをキャストできるスピニングロッド感覚で扱えるロッドが欲しかったので購入しました。
7F-70EXは強いロッドですが、適度に柔らかく、軽いルアーも投げられなくはないのですが、10g前後のルアー、例えばTKLMのキャストにはちょっと投げにくさを感じていました。
このロッドの発売がアナウンスされた時、同時に発表となったBWS-611FC-RXは本流ヤマメ用にと思い即注文しましたが、こちらは迷っていました。
決め手となったのは安達さんの一言、「SLTのベイト版です」でした。
SLTはufmウエダの最も強いトラウトロッドで、私はスピニング版のSLT-96H-Tiをシーバスやサーフのヒラメ狙いで使っていました。
細身のブランクでキャストしやすく、魚がヒットすれば、細身なブランクからは想像できない反発力でグイグイ魚を寄せてくれ、とても良い思いをさせてもらいました。
そんなSLTのベイト版と聞き、発売が迫っていた頃に急いで注文して手に入れたロッドです。
その為、シリアル番号は98/100。
ギリギリでした。
外観
寒風吹きすさむ冬場のウェーディングシーバスでの使用頻度が高い為、濡れては乾くを繰り返したからなのか、目抜けがあります。
コルクパテで修繕して使い続けています。
コルクグリップはこういった具合に黒ずんで劣化していく感じが好きです。
リールシートは少々塗装皮膜の剥がれが見られます。
釣り道具は家で飾る物ではなく、使ってナンボと考えています。勿論、大事に使いますが、それでもどうしても劣化する。そういった劣化具合も楽しめるようになってきました。
このロッドは5本継ぎのロッドです。
ガイドが全てシングルフットガイドなのも特徴かもしれません。
シングルフットなのでロッド自体が軽量になっています。
また、ロッドがしなやかに感じられます。ダブルフットガイドにするとロッドの反発が強まり、張りを感じますよね。
この長さのベイトロッドでオールシングフットガイドは珍しいと思います。私が知らないだけかもしれませんけど。
購入してから気付きましたが、しなやかなロッドを好む私には良い仕様でした。
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トップガイド径は小さめです。
「ベイトフィネスロッド」としてリリースされている為、細糸前提の設計と思われます。
取扱説明書、保証書、タグ

アンバサダーを使用する際のリールのセッティング等、興味深い解説が書かれています。
また、ラインはVARIVAS のPE X8を推奨と書かれています。
今ならX9?
ただ、私は腕が無く、コシが強いPEでないとバックラッシュする頻度があがってしまうので、一昔前はDUELのアーマードフロロ+Pro、最近はバークレーのスーパーファイヤーラインを利用しています。
ガイドスレッド
このロッドは全体的に素晴らしい意匠なのですが、特筆すべきはガイドスレッドだと思います。

ピンクと青のストライプのスレッドが巻かれ、遠目には紫色に見え大変綺麗です。
このスレッドの印象がとても強く、また気に入っていたので、後日発売されたTFL-57WRXTiは似た色のラベンダーピンクを購入した程です。
実際比べてみると、色味は結構違います。
TFL-57WRXTiは飾り糸も多めに巻かれ、より意匠への拘りを感じます。
左がBWS-86FC-RX、右がTFL-57WRXTi。

使用感
「スピニング感覚で利用できるシーバスロッド」として購入しましたが、思った通り、魚に対して程良いパワーで、軽いルアーをキャストしやすく、シーバス釣りを楽しめております。「スピニング感覚で利用できる」という目的も達成できていると考えており、このロッドに大変満足しています。
死ぬまでこのロッドを使いたい程です。
グラスの恩恵でしなやかさもあり、魚のノリは良く、エラ洗いでのバレも少ないと考えています。
また、しなやかさはキャストのしやすさにも貢献していると考えています。
張りが強いガガチガチのロッドと比べれば、飛距離は劣るでしょうが、そこはトレードオフ。私は元来、しなやかなロッドが好みな為、とても満足しています。
パワーをウエダのシーバスロッドと比較すると、
SPS-SS-Ti < BWS-FC-RX = CPS-EX-Ti < STB-EX-Ti
ぐらいかなと感じてます。
トップガイドの径が小さい為、使うラインはロッドの適合ラインであるPE1.5号までに抑えた方が良いように感じています。
2号を使った亊があるのですが、抵抗が増え、飛距離が落ち、バックラッシュの頻度も増える感じがします。
私は1.5号を利用しています。
2号を使いたかったらTRD-84FCXを購入された方が良いかと思います。こちらは適合ラインが0.6〜2号です。




このロッドで使用頻度が高いルアーは K2R、TKLM、ワンダー80です。
ベイトキャスティングの腕が無いので、どうしても空気抵抗が無く良く飛ぶルアーを使ってしまいます💦


最近はエギングでも使用しています。
8ft前後の長さで20g前後のエギを投げられるベイトロッドを持っていないので、これでやってみるかと使いましたが、使い勝手は悪くないです。イカのノリもいいですし、シャクリもOK👌
唯一の難点はシャクっていると#4と#5が次第に緩んでしまう亊。
定期的に締めています。


妙に外道が釣れる
このロッド、多分、私だけだと思いますが、妙に外道が釣れます。

まずコイ。
トルクフルな曳きでしたが、しっかり受け止めて寄せられました。
ちゃんと口にルアーが掛かっていて笑いました。

そしてコイ。
こいつも口にルアーが掛かっていました。時期的なものなのか、やけにルアーを襲う時期があるようです。同じ時期、妻もコイにルアーを食われた亊があります。

チョウザメ。
一時期、宮崎県の宮崎市を流れる大淀川でチョウザメが釣れると話題になった時期がありました。
多分、小林市の養魚場から逃げ出した魚達だと思います。
鰓蓋が小さいのが養殖魚っぽいですよね。
私は別にチョウザメが釣りたかった訳じゃなく、シーバスを釣りたかったのですが…。

お目々が赤い魚。
※写真を撮って即リリース済み。
チョウザメはヘロヘロ(多分、宮崎の川の下流の水温では暮らしていけない為)だったので論外ですが、他の魚はどれも強い魚です。
しかし、ファーストランをいなし、バットの粘りで寄せられました。
サケやイトウ、大型サクラマスを釣る為に生まれたロッドと考えれば当たり前なのですが、これぐらいの魚ならこのロッドで獲れるよと参考になれば。
このロッドで河口のヒラスズキを釣ってみたいのですが、なかなか釣れず…。ヒラスズキ相手ならとても楽しめそうだと考えています。
最後に
お読みいただきありがとうございました。
稀代にして当代一のロッドビルダー、安達さん。手掛けるロッドはどれも逸品。ぜひ一度、その手で確かめてください。
今後はこのロッドで釣果記事を作成しますので、ご覧いただけたら幸いです。
このロッドでの釣果一覧は こちら からご覧いただけます。
メーカー公式ページは こちら からご覧いただけます。
安達棒とアンバサダーで色々釣りたいおじさん。
Macでプログラムを書いて暮らしています。 趣味はルアーフィッシング、ギター、アクアリウムとストリートファイター(格ゲー) 。
宮崎県在住。