主にアジングで利用しているアンバサダーの紹介記事です。
最初に
「SBF-EX」は2601と1601を複数台所有している為、簡単に見分ける為のコードです。
色がシルバーしかないので、見分けが付かないのです。
1gを切るリグを扱う、「超ベイトフィネスを更に超えるアンバサダー」という意味で
Super Bait Finesse Extra = SBF-EX
の略称を与えました。
なんのこっちゃない、ufmウエダや安達棒を好きな自分がそれっぽいコードを勝手に付与し、気に入ってそう呼んでるだけです。
外観






カスタマイズ方針
できるだけ軽量にし、1g 前後のリグを扱う事を目的としました。
その為、軽量なスプールを用い、もう一台所有している1601C IAR SBFより、細めのラインを用い、量を少な目の30mにしています。
ブレーキはAvailのマグネットブレーキで、最弱から半回転〜1回転緩めた状態で使用しています。最弱だとバックラッシュする頻度が上がってしまいます。ここはサムブレーキがもっと上手くなれば緩められるようになると考えています。一生の課題です。
スプールベアリングにY`Z CRAFTのSCSベアリングを利用しています。
ちょっとベアリングはややこしくて、小型アンバサダー用フィネスSCSベアリングは販売されていません。
その為、小型アンバサダー用SCSベアリング SCS-003 を購入し、SCSF1-002 フィネス SCS1150 単品 を2個購入し、SCS-003 付属のパーツを組み込んで使用しています。
SCSF1-002はオープンベアリングなので、海水使用後、洗浄した際に水がベアリングに侵入し、そのまま乾かすとオイルが乳化してしまいます。
よって、必ず乾かした後、パーツクリーナーで洗浄し、オイルを刺しています。
できるだけ軽量にしたいとはいえ、フルカスタムすると150g前後となる構造がシンプルな1500と比べると、限界があります。現在、200g前後です。

最も軽量化に貢献しているパーツは千鳥屋さんの月読フレームです。
アルミ合金ブロックから削り出して製造されたこのフレームは、軽量で頑丈に作られております。一体型の為、フレームの歪みが発生しないので、末長くリールを使用できると考えています。
3mmオフセットされ、ロープロファイル化している為、パーミングしやすくなります

オリジナルフレーム重量、約53g。

月読フレーム重量、約29g。(但し、サムバークラッチ除く)
以下、千鳥屋さんの商品紹介ページの引用です。
7000番系 超々ジュラルミンを上回る強度を持つアルミ合金ブロックから 削り出しました
重量1000/35g ESDFOOT (仕様により重量変化します凡そとお考え下さい。)
リールフット位置 純正比 約3mmオフセット(ロープロファイル化)・取り外し式サムレスト
ボルトオン式
ステンレス製サムレストは
取り外し可能
チャンピオングリップ装着時や
スタイルによって 取り外して使用することもできます。またウッドサムレストをハンドメイドし取り付けることも可能 ( 取り付け方法4点ホロセット)
・ベロタイプサムレスト ・ベロタイプサムクラッチ
3Dプリンターにて製造しております、特有の積層感、ムラがございます。
ご了承ください。 気になる場合はサンドペーパーで研磨調整をお願いします。純正フレームは構造上
両側プレートの平行度、
同心度がズレやすく
製造時や負荷使用等で起きるこのズレは
スプールの回転にダイレクトに影響します。月読フレームは このプレートとピラーを
一体型で削り出した事により 平行度 同心度が保たれ スプールベアリングの性能を最大限に発揮また経年劣化により
取り外しの際に折れることが多かった
ウォームシャフト取り付け用の
プラスティック製ツメ月読フレームではこの部分を別体にし
ボルトによるウォームシャフト着脱を可能にしました。
カスタムパーツは、主にAvail社のパーツを利用しています。入手し易いですし、一通りパーツが揃っています。
使用感
冒頭に書いた通り、この1601Cはアジングで利用する事を目的としています。稀に2g程度のプラグを投げたりします。
基本、1gのリグを用いていますが、0.8gのリグは普通に使えます。風が弱ければ0.6gもなんとか。
シンクロナイズドウォームシャフトがブレーキとして作用するので、飛距離は望めません。
但し、このウォームシャフトがブレーキとなる作用が、適度なブレーキとなり、トラブルを抑止している側面もありますので、一長一短です。
トータルで考えて、個人的には悪くないと感じていますので、今後も使い続けます。
カスタムパーツ一覧
私の1601C IARで利用しているカスタムパーツを列挙しておきます。
購入する際は手持ちのリールに適合するか、よくお調べしてご購入ください。
勉強代として割り切りましたが、間違えて違うパーツを買ってしまった事が私はあります故…。
千鳥屋
- 月読フレーム 1601
- チェックメイトIV パイロットガイド
- チタン・ジュラ製 軽量レベルワインダー
チェックメイトIV パイロットガイドとチタン・ジュラ製 軽量レベルワインダーは、この記事を書いた2025/08現在、最軽量パーツとなります。
Avail


















Y`Z CRAFT

- SCS-003 ABU Ambassadeur 1500C/2500C
- SCSF1-002 フィネス SCS1150 単品 x 2
ライン

メインラインはシンキングPEを使うようにしています。
アジングで利用するので、出来るだけラインが張りアタリを感じ取れるようにする為です。
このラインはコシがあるので、バックラッシュしにくいのも良い点だと感じています。上手くなったと勘違いして、他のラインに変えると、バックラッシュするので、随分このラインに助けられていると考えています。

リーダーは3ヒロ付けています。
その他
メカニカルブレーキノブのOリングを大きめのサイズに変更し、釣行中に勝手に緩んだり締ったりしないようにしています。


アンバサダーでアジングをするメリット・デメリット
メリットは特にないような💦
そもそもアジングでベイトリールを用いるメリットはほとんど無いと思います。岸壁の際にピンポイントで投げやすいぐらい?
クラッチを切って、レンジを途中で深く探るといった事ができる点はベイトリールのメリットかな?とは思いますが、上手い人はそんな事をせず、狙ったレンジをきっちり探るので、あまりメリットとならないと思っています。
デメリット
- 1gを切るリグはやっぱりスピニングが圧倒的に投げやすい。
- キャスト後フォールさせないといけないので、メカニカルブレーキはゼロポジションにしないといけない。つまり、メカニカルブレーキは使えない。とはいえ、ちょっぴり締めたりはしますが。
- メカニカルブレーキをゼロポジションにしても、アンバサダーはシンクロナイズドレベルワインダーが抵抗になるので、フリーフォールさせても、微妙にテンションフォール気味になる。
これは手でラインを引っ張り出してあげれば、解消はされます。面倒だけど。
しかし、レベルワインダーが、クラッチを切れば固定される非シンクロナイズドレベルワインダーのベイトリールならば、スルスルとラインが出るので、そちらと比べるとやっぱり不利な点となります。 - サイドカップを開けないとブレーキ調整ができない。
毎回サイドカップを開けるのは面倒なので、サムブレーキでなんとかしようとしてます。
メリット
- 海水で使った後のメリットが楽。
これが唯一のメリットだと思っています。
使用後、シャワーでジャーっと洗って、分解して乾かす、構造が簡単なので、これがとっても楽です。 - カッコイイ!(個人の感想です)
総評
以上、デメリットが多いので、アンバサダー愛がないと、ちょっとやってられないと思います😅
最後に
お読みいただきありがとうございました。
1601Cや2601Cをカスタマイズしたい、どなたかの参考になりましたら幸いです。
このリールでの釣果一覧は こちら からご覧できます。
安達棒とアンバサダーで色々釣りたいおじさん。
Macでプログラムを書いて暮らしています。 趣味はルアーフィッシング、ギター、アクアリウムとストリートファイター(格ゲー) 。
宮崎県在住。