Vagrant仮想マシンを用いて、あるプロダクトのカスタマイズを行っているのですが、パフォーマンスがすこぶる悪いです。フォルダの同期方法を、標準からnfsを用いた方法に変えると、パフォーマンスが良くなると目にしたので、nfsを用いた同期を試してみました。
環境
OS: macOS Sierra
Vagrant: 1.9.7
Vagrantfileを編集
同期設定を下記のように変更します。
1 | config.vm.synced_folder "<ホストOS側のディレクトリ>", "<ゲストOS側のディレクトリ>", type:"nfs" |
NFSに関する設定
まずNFSが起動しているかチェックしてみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | $ sudo nfsd status Password:<パスワードを入力後、Enterキー> nfsd service is enabled nfsd service is loaded nfsd is running (pid 257, 512 threads) lockd service is enabled lockd service is loaded lockd is running (pid 271) statd.notify service is enabled statd.notify service is loaded statd.notify is not running statd service is loaded statd is running (pid 273) rquotad service is loaded rquotad is running (pid 463) |
上記は起動している場合の結果です。起動していなかった場合は、下記のコマンドを実行します。
1 | $ sudo nfsd enable |
/etc/exportsというファイルが必要なので、これを作成しておきます。
1 | $ sudo touch /etc/exports |
仮想マシンを起動
vagrant upすると、起動シーケンス中にパスワードを聞いてくるようになります。作成した/etc/exportsファイルを編集する為に、管理者権限が必要だからです。パスワードを入力して下さい。
1 2 | ==> default: Preparing to edit /etc/exports. Administrator privileges will be required... Password: <パスワードを入力> |
パフォーマンスについて
体感ですが、パフォーマンスは少し良くなったように感じます。本当に少しだけ、ちょっぴりです。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。