EclipseでPython用IDEを構築する

コード補完が無いとやってられません。

Eclipseにプラグインをインストールして、ちょっと設定するだけで簡単に構築出来ます。

環境

OS: macOS Sierra 10.12.6

Eclipse: Oxygen 4.7.0

Eclipseをインストール

PHPに対するEclipse PDTのようなPythonの開発に特化したEclipseはありません。Eclipse IDE for Java Developersをダウンロード、インストールします。ダウンロードはこちらから。

インストール後、Eclipseのメニュー -> Help -> Eclipse Marketplaceをクリックし、Eclipse Marketplaceを表示します。

“PyDev”を検索し、installボタンをクリックし、プラグインをインストールします。このプラグインにより、EclipseをPythonの開発環境として利用できます。

設定

プリインストールされたPython2.7を利用する場合、特に設定は必要ありません。

もし、こちらの記事のように、Python3.6をインストールして、利用したい場合、下記の手順でインタープリタを追加します。

Eclipseのメニュー -> 環境設定 -> 左のメニューのPyDev -> Interpreters -> Python Interpreterをクリック。

『New』ボタンをクリックします。

名前とインタープリタ実行ファイルへのパスを入力し、『OK』ボタンをクリックします。

次に環境変数を追加します。Python3でIDE上で実行テストを行う場合、LANG環境変数を用意し、”ja_JP.UTF-8″を設定しないと、日本語を扱う際、エラーとなります。

『Environment』タブをクリックし、『New』ボタンをクリックし、追加します。

動作確認

Eclipseのメニュー -> File -> New -> Project…をクリックし、ウィザードを起動します。

PyDev -> PyDev Projectを選択し、Next > ボタンをクリックします。

Python3.6を使用する場合、『Grammer Version』を3.6とし、『Interpreter』を3.6開発用に追加したインタープリタとします。

Project Nameを入力し、Finishボタンをクリックします。

プロジェクトが作成できたら、Pythonファイルを作成し、試しにHello World!と表示してみましょう。

コード補完できます。

IDE上で実行、テストできます。