メバルの生息域は、「日本の北海道から九州にかけての沿岸」とされています。残念ながら、宮崎県にはメバルは生息していません。太平洋側は大分県が南限です。東シナ海側は鹿児島県が南限となり、鹿児島県の方が緯度が低いので、生息限界地域は鹿児島県となります。
今回は、鹿児島県にお住まいの古谷さんにお招き頂き、妻と南限のメバルに会いに行ってきました。
鹿児島県北部のポイントに到着。第一印象は「寒い」でした。緯度は宮崎県の中央と同程度なのに、東シナ海側はこんなに寒いとは。半月から一月程、宮崎よりも冬の訪れが早い印象を受けました。もう少し厚着を準備してくればよかったと後悔しました。
古谷さんとの待ち合わせ時間より早めにポイントへ到着したので、暫く釣りを楽しむ事にしました。周囲ではアジが釣れていましたので、私達もアジを釣って楽しむ事にしました。
この日は強い北西風が吹き、釣り辛い状況でしたが、アジはポツポツと釣れてくれました。
その後、古谷さんと合流したので、メバル狙いにシフト。強風もなんのそので古谷さんはサクッと良いサイズのメバルをゲットされていました。使用しているルアーが私も持っているスミスのガンシップ36Fでしたので、すぐさま真似っ子大作戦。古谷さんから釣り方を教えて頂いて、いざ挑戦。
ガンシップ36Fをキャストして、静かにゆっくりリトリーブしていると、足元の明暗の境からメバルがガンシップ36F目掛けてジャンプ!しかし、残念、ノリませんでした。
再びキャストして、同様にリトリーブしていると、またも明暗の境からメバルがジャンプ!今度はしっかりノリました。
サイズは小さいですが、南限のメバルと会えました。今後、海水温の上昇が進むと、ここのメバルはいなくなってしまうかもしれません。そう思うと、ここのメバルは本当に特別なメバルに感じられました。
その後、やはり風が強くなかなか思った釣りが出来ず、夜の釣りは終了しました。風は釣りの大敵ですね。どうにもなりません。
あくる朝。
古谷さんに案内して頂いて、とある漁港へ行きました。この漁港では妻が絶好調!次々と魚を掛けていました。古谷さんもコンスタントに魚を掛けていました。そんな中、私はこの漁港ではノーフィッシュ。何度かアタリがあったものの、全くノリませんでした。同じように釣ってるつもりなのに何が悪いのか。あれこれと試行錯誤しましたが、答えは見つかりませんでした。
妻はカサゴをコンスタントに釣ってました。
これも妻の釣果。ハゼの仲間でしょうか?遠征すると見慣れない魚を目に出来て面白いです。
妻も南限のメバルと会えました。しかも、昨夜、私が釣ったメバルよりも良いサイズ。日中に釣るなんて凄い。正直なところ、私は昼にメバルを釣る自信がありません。
次に移動した漁港は生命感に溢れていました。多数のキビナゴやネンブツダイが泳いでいて、サビキ釣りの方々にはアジが鈴生りで釣れていました。こんな海にはフィッシュイーターが潜んでいるものです。私に何かがヒット。なかなか良いファイトをして楽しませてくれました。見慣れない魚でしたので、リリースしようと思いましたが、古谷さんが、クロムツという魚で、食べると美味しいと教えて下さりました。
その後、メバルは釣れなかったものの、クロムツが定期的に釣れて、楽しませてくれました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、古谷さんに釣行に同行させて頂いたお礼を述べ、帰路に着きました。
古谷さん曰く、この日はまだシーズンの走りで、状況は全く良くなかったそうです。今後、どんどん状況は良くなるそうなので、また行ってみたいと思います。
帰宅後、クロムツを塩焼きにして食べてみたところ、これが本当に美味しかった!煮付けにも合いそうな身の魚で、クロムツが釣れるならクロムツを専門で狙うのも悪くないとすら思いました。
鹿児島県も大分県も、魚種が豊富で魚影も濃く、本当に羨ましい限りです。
私のタックル
ロッド:VARIVAS 4S-610S
リール:05イグジスト1003
妻のタックル
ロッド:VARIVAS TFL-63S
リール:15ルビアス1003
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。