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2016/07/23の釣り

最近(去年ぐらいから?)、ルアーで鮎を釣るのが流行ってるみたいです。

去年の事ですが、釣りビジョンを見ていたら、ルアーで鮎を狙って釣っている番組が放送されました。渓流っぽい場所だったので、「こんな場所で釣れるなら、○○川のあそことかでも釣れそうだな。」なんて思った事を覚えています。

釣りビジョン Enjoy Fishing 

その後、夏が終わり、この件については忘れていたのですが、今年になって天然鮎を買って食べた際に、この番組の事を思い出しました。鮎の友釣りには興味はありませんが、毎年一度は天然鮎を買って食べる程、鮎は好きです。夏場、特に8月は渇水の影響でヤマメは釣り辛くなるし、鮎なら宮崎市近郊の川でも釣れます。瀬でミノーを操るテクニックには、ヤマメを狙う際に用いるダウンストリームのミノーイングに共通した物を感じます。試しにやってみる事にしました。

まずはタックル調査

ネットで検索してみるとこんな動画を見つけました。

Link up with FISH Vol10 鮎ルアー攻略編

Link up with FISH vol.13 久保浩一 REAYU鮎ルアー進化編

釣りビジョンを見ている方は馴染みがあるかもしれません、シーバス研究所の会長さんです。

どちらの動画も「カツイチ」というメーカーの動画のようです。そこでカツイチのサイトを見てみました。

カツイチ

主に鮎とバスの仕掛けを開発・販売している会社のようです。私はどちらの釣りもやらないので馴染みが薄いですが、DECOYというブランドは目にした事があります。カツイチのブランドだったんですね。

サイトを見ているとREAYUという商品が目につきました。見た目は鮎にそっくりで、これを使えばいともたやすく鮎が釣れそうです。

しかし、説明を読み進めるとこのREAYUは、鮎の友釣りに使用する仕掛けをそのまま使うルアーのようでした。ハナカンを付けて逆バリを付けて掛けバリを付ける…?

なるほど、わからん。逆バリ?掛けバリ?

ルアーとして扱う事もできなくはないでしょうけど、これはどうも鮎の友釣りをされてる方向けの商品のようです。

さらにサイトを読み漁っていると、こんな一文が目に止まりました。

バス・シーバスルアーを友鮎にチューニング!

これこれこれですこれですよ。

これを使えば家にあるルアーで鮎が釣れる、これを使う事にしました。

釣具屋へ

どういった物が必要かある程度把握できたので釣り具屋へ出掛け、店員さんにアドバイスを頂き、以下の道具を買い揃えました。


まず遊漁券。これは必須です。必ず買いましょう。

川によってはヤマメと鮎で券が別の場合がありますので注意しましょう。宮崎県の場合、五ヶ瀬川がそれに該当します。

次に先ほどのハリス止め。

次にハリ。鮎の友釣りの針はトーナメントがある為でしょう、多種多様です。どれを買っていいか素人にはわかりません。少なくとも私はそうでした。そこで針はカルティバ、オーナー派とだけ釣具屋の店長さんに告げたところ、お勧め頂いたこちらを買いました。キツネタイプは掛かりが良いそうで、7.5号で25cmぐらいの鮎でも問題なく獲れるとの事でした。

次に友舟。ルアーで釣るので釣った鮎を囮にする為に生かしておく必要はないのですが、友舟を使った方が楽にキープして釣りを続けられるし、生かしておいた方が美味しいとの事で購入しました。

当初はこちらを買おうとしていたのですが、釣具屋に一緒に行った妻が、「すぐ壊れそうだからこちらにしたら?」と言うのでこちらを購入しました。どちらもLサイズがありますが、囮鮎を使わずルアーで鮎を釣るのです、そんなに釣れないだろうと判断して普通のサイズを購入しました。

今にして思うと軽量コンパクトな友バッグもありだったかなと思ってます。水が入ると思ったよりも重いのです。

最終的に友舟からクーラーボックスに釣った鮎を移す訳ですが、その際、まずクーラーボックスに氷水を作り、それに鮎を入れて持って帰った方が味が締まり味が断然味が良いと釣具屋さんに聞きました。釣れたら試してみようと思います。

タックル

上記の動画でベイトタックルを使っていたので、それに倣ってベイトタックルを選択しました。手返しが良く、ある程度重いルアーが投げられるのでベイトタックルなんだろうなと推察します。

後日、釣りビジョンの番組を見ていると解説がありました。それによると、クラッチを切ったまま親指でスプールを押さえてルアーを泳がして、時々、親指を緩めラインを出しルアーを下流へ送り込んで流す…といった事を行えるのでベイトタックルを使うそうです。スピニングタックルだとこういった釣り方を行うと手返しが悪いでしょうから、理に適ったタックル選択だと思います。

1/8 〜 1ozのルアーが投げられる6.8ftのバスロッド、リールは普通のベイトリールです。

今ならベイトフィネスリールの方が良いかもしれません。トラブルが少なく軽量のルアーも投げられるそうです。

ラインはシーバスで愛用しているナイロンライン、ゲーム8lbです。

ルアーは追い星がある鮎カラーのルアーの方が掛かりが良いらしいので、自宅にある鮎カラーのルアーをかき集めて揃えました。

上からリップレスミノー90mm、リップを削ってシャローを泳ぐようにカスタマイズしたシンキングミノー90mm、ノーマルなミノー108mm、大きなミノー148mmです。

ルアーにハリス止めとハリを付けて使います。ハリス止めの位置をフロントとリア、どちらにした方か迷いましたが、今回はフロントにしました。ハリがルアーに近い方が鮎が当たってきた時に掛り易そうに思ったからです。

実釣!

道具が揃ったのでいざ実釣!

訪れた場所はこんな感じのちょっと渓流チックな場所です。

鮎の釣り番組を見た方はお分かりになると思いますが、鮎がいれば見えます。やる気がある鮎が縄張りに入った鮎を追いかける姿が見えたり、生命感に溢れています。

ところがこの場所は偏光グラスを通してじっと目を凝らしても魚の姿が見えません。鮎が釣れると評判の川なのですが…。

鮎がいるかわかりませんが、渇水で水が少ないようなので、瀬の落ち込みの下のちょっとした深場に溜まっているのかもしれません。とりあえず流れがあるところにミノーをキャストし、ドリフトさせて釣り下ります。

瀬でミノーを泳がせていると…ググッ…!

カワムツくんでした…。

これに懲りずに釣り下ると…コンッ!

ボウズハゼでした…。

その後も釣り下りましたがボウズハゼが当たるばかりで鮎の姿は拝めず仕舞い。

う〜ん、難しい。とんでもなく難しい釣りにチャレンジしてしまったなと思いながら帰路に着きました。

暫くは鮎がいる川を探しながら、効果的なミノーの流し方を探る日々が続きそうです。