入院する事になった際、入院窓口の方が教えてくれた高額療養費制度。
これを利用する為の手順をメモ。
高額療養費制度とは?
高額療養費についての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められており、
いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
このように、上限額を超えた分の金額を国から支給してもらえる仕組みです。
入院時に医療費が高額になると見込まれる場合は、是非申請しましょう。
上限額はいくら?
こちらのページの 『高額療養費制度を利用される皆さまへ』 PDFファイルの 『上限額は、年齢や所得によって異なります』 ページを御覧ください。
『高額療養費制度を利用される皆さまへ』 PDFファイルは、診療を受けた日時に該当するファイルをご覧ください。
私の場合を例に見てみましょう。
『高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)』 PDFファイルを開きます。
69歳以下なので、5ページ目が該当します。
私の場合、年収が低いので、ひと月の上限は57,600円となります。
今回の入院の費用は約20万円と聞いていますので、これが57,600円で済むので、大変助かります。
尤も、実際は、食事代や個室利用料(個室を利用した場合のみ)の自費が加わるので、病院への支払額は上限額より高くなります。
事前に医療費が高額になるとわかっている場合
事前に医療費が高額になるとわかっている場合、『限度額適用認定証』を取得しておくと、病院の窓口でのお支払いの際、上限額を超える金額を払わずに済みます。限度額認定証を取得していない場合、病院での医療費支払額が、病院からの請求金額を一旦払った後、後日、支給されます。一時的な支払額が大きくなりますので、負担が大きいです。
自身が加入している公的医療保険(健康保険組合・協会けんぽ)に支給申請書を提出します。
私の場合、会社勤めなので、協会けんぽとなります。
取得までの手順を記します。
- こちらのページから申請書をダウンロードします。手書用と入力用があります。入力用はPDFファイルを編集できます。私は字が汚いのでこちらを利用しました^^;ダウンロードできる環境がない方は、申請先の協会けんぽに問い合わせしてください。
- 申請書を印刷します。
- こちらのページに書かれている必要な書類を添付し、公的医療保険に送付します。
私は勤め先の本社が福岡県なので、福岡県の協会けんぽ支部に提出しました。送付先がわからない場合は、保険証の『保険者』欄に書かれているので確認して下さい。だいたい2週間前後で限度額適用認定証が手元に届きます。
最後に
病気で入院する際は、経済的な負担が大きいです。高額療養費制度は大変助かります。入院前に限度額認定証を取得し、経済的な不安を解消し、心穏やかに療養に努めましょう。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。