前回の検査から半年後(2018年5月)、病院へ定期検査に行ってきました。
細胞染色検査
今回の検査では通常行う「血液検査」、「エコー検査」に加えて「細胞染色検査」を行う事となりました。
「細胞染色検査」について、うろ覚えながら説明すると、特殊な物質を用いて細胞を染色すると、正常な細胞には色が染まらず、異常細胞だけ色が染み付くという特性を利用した検査なんだそうです。この検査を用いれば、診断が難しい甲状腺濾胞癌の診断率を上げられるそうです。検査結果で癌と判れば転移を考えて即座に摘出手術、そうでなければ限界まで大きくなるまで待ってから摘出手術、大きくならなければ手術は行わないといった具合に今後の治療方針が変わってきます。
以前行った細胞診検査と同様の手順で細胞を採取し、それに対して細胞染色検査を行いました。
検査結果
一週間後。
検査結果を聞きに再び病院を訪れました。
診察室に入ると、医師の表情が暗い事にすぐに気付き、「もしかして悪い結果かも」 と察しました。
「細胞染色検査の結果は、絶対に癌ではないと言えないものでした。但し、癌とも断定できません。言わば「グレー」です。前回の検査時はリスクを考えて手術を保留しましたが、今回の結果を踏まえると、癌の可能性を払拭できないので、手術を考えてください。」
正直、前回の検査結果を聞いた際に手術を覚悟していたのに、保留したので「やっぱりあの時に手術しておけばよかった!」と思いました。しかし、手術によるリスクはゼロでは無いので、保留した先生の考えも理解できます。前回の検査時には細胞染色検査を行う体制が病院に整っていなかった事もあり、タイミングが悪く、これは仕方がなかったと思うしかありません。
結局、仕事の都合で今すぐには手術できないので、半年後の検査で腫瘍のサイズを測り、それにより手術するか否か決める事にし、病院を後にしました。
それまで、癌でなく、また、癌であっても転移しない事を祈るばかりです。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。