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甲状腺に腫瘍が見つかった話〜発覚のきっかけ〜

同じ症状で戸惑っている人の参考になればと思い、記事にする事にしました。

事の始まり

10月中旬。インフルエンザの予防接種で病院へ行った際、医師が喉を触診して

「おや?右の甲状腺が腫れていますね。」

と告げました。

自分で右の甲状腺の辺りを触ってみると、左と比べると明らかに腫れていました。全く自覚症状が無かったので、これには大変驚きました。

上を向いて甲状腺の辺りを触ると、腫れがよくわかるので、気になる人は一度触ってみて下さい。続いて、

「最近、やけに汗をかいたり、急に痩せていませんか?」」

と尋ねられました。汗をかいたり、急に痩せると、甲状腺からのホルモンの分泌異常が疑われるそうです。私の場合、毎日往復1時間の自転車通勤なのに、全然痩せなくて困ってるぐらいですので、どちらにも該当しませんでした。最後に、

「一度、内科で見てもらった方がいいですよ。」

と告げられたので、その足で内科を受診し、血液を採取後、後日、エコー検査を受ける事になりました。

エコー検査

10月下旬。内科を再受診し、血液検査の結果を聞き、エコー検査を受けました。

血液検査では問題はありませんでした。

血液検査で異常が見つかると、ホルモンの過剰分泌、又は過少分泌が疑われるそうです。

エコー検査の結果、腫瘍が見つかりました。

「良性だとは思いますが、紹介状を書きますので、専門の病院でもう一度エコー検査を受けて下さい。」

との事でした。

「また別の病院で検査を受けるのか。最初から、そっちの病院で検査を受けるように言ってくれればいいのに。」

と思いましたが、甲状腺の腫瘍は良性悪性の判断が、とても難しいと後で知り、この判断はやむを得なかったのかなと今は思っています。

2回目のエコー検査

11月初旬。

紹介していただいた病院へ行き、2回目のエコー検査と診察を受け、

  1. 腫瘍は結節性甲状腺腫である。
  2. 腫瘍の大きさは直径5cm程である。
  3. 良性と思われるが、悪性腫瘍との十分な鑑別が困難である。

と告げられました。

1について

結節性甲状腺腫とは、腫瘍全体が細胞で満たされた状態の腫瘍を指すそうです。

これに対して、膜のような物の中に水が溜まって水風船のようになった状態の腫瘍を、濾胞腺腫と呼ぶそうです。

2について

通常、直径が2〜3cmを超えると、大きな腫瘍とされ、良性であっても手術を勧めるそうです。私の場合は直径が5cmもあるので、問答無用で手術な状態でした。ちなみに、良性は1cm未満の場合を指すそうです。それを超えると注意した方が良いようです。

手術では、右の甲状腺を全摘出するそうです。幸い、左の甲状腺には全く異常が無い状態だったので、甲状腺の機能全てを失う事態は避けられるとの事でした。

3について

先程も述べたように、甲状腺の腫瘍、特に濾胞腺腫と濾胞癌は良性悪性の判断が大変難しいそうです。

私の場合、腫瘍が濾胞状ではありませんが、これまでの検査では、確実に良性とは言えない状態という事です。

今後の予定

良性悪性の判別率をより上げる為に、細胞診検査を行う事となりました。細胞診検査とは、腫瘍に太い針を刺し、細胞を採取して行う検査です。麻酔をするそうですが、とても痛そう。ちょっとビビってます。

以下の画像のように、この検査により判別率は上がります。「見逃し」は、悪性腫瘍を良性腫瘍と判別した率、「読み過ぎ」は、逆に良性腫瘍を悪性腫瘍と判別した率となります。

画像にあるように、血液検査の結果と併せて判別するので、実際の判別率はこの数値よりも高いものとなります。

また、万が一、悪性腫瘍だった場合に転移が無いか調べる為に、CT検査も行う事となりました。

「40越えたらあちこち悪くなるよ」なんて話を聞いていましたが、いきなり来るとは!!今は良性腫瘍である事を祈りつつ、検査日を待つ日々です。