Vagrantで仮想マシン起動時に、Authentication failureが出続ける不具合です。こちらのケースと違い、うっかり仮想マシンに保存した公開鍵を削除した、または内容を変更してしまったケースの対処法です。
ホストOSで秘密鍵の場所を確認
対象仮想マシンのVagrantfileを配しているディレクトリで下記のコマンドを実行します。
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vagrant ssh-config |
すると下記の情報が出力されます。
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Host default HostName 127.0.0.1 User vagrant Port 2222 UserKnownHostsFile /dev/null StrictHostKeyChecking no PasswordAuthentication no IdentityFile <Vagrantfile配置ディレクトリのパス>/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key IdentitiesOnly yes LogLevel FATAL |
IdentityFileが秘密鍵のパスとなります。
公開鍵を作成
下記のコマンドで公開鍵を生成します。
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ssh-keygen -yf <秘密鍵のパス> > public_key |
仮想マシンに公開鍵を配置
仮想マシンにログインし、/home/vagrant/.ssh/authorized_keysの内容を生成した公開鍵の内容に書き換えます。
/home/vagrant/.ssh/authorized_keysが存在しない場合はファイルを作成し、書き換えます。
vagrantユーザー以外のユーザーでログインする場合は、パーミッションの変更を行って下さい。変更方法はこちらの記事を参考にして下さい。
設定後、仮想マシンを起動するとAuthentication failureが表示されずに起動できるようになります。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。