過去に遭遇したVagrantに関するトラブルです。
それまで全く問題なく起動できていた仮想マシンが、ある日突然vagrant upコマンドを実行するとAuthentication faulureと大量に出力されるようになりました。
その対処法について記載します。
原因
Vagrantを更新したから。Vagrant1.8.5のバグ。
vagrant up時に従来のinsecure_keyが存在した場合、Vagrantが別のキーペアを作成し、insecure_keyが置き換えられます。以降はそのキーを用いて仮想マシンへアクセスしようとする為、認証が通らずエラーを出力していた、という事です。
対処
キーの自動置き換えを無効にし、デフォルトのキーを用いるよう、Vagrantfileに下記を追加します。
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config.ssh.insert_key = false |
仮想マシンにログインし、下記のコマンドを実行します。ホスト側のキーとペアとなるデフォルトの公開キーを取得し、パーミッション、所有権を設定します。
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wget --no-check-certificate https://raw.github.com/mitchellh/vagrant/master/keys/vagrant.pub -O /home/vagrant/.ssh/authorized_keys chmod 0700 /home/vagrant/.ssh chmod 0600 /home/vagrant/.ssh/authorized_keys chown -R vagrant /home/vagrant/.ssh |
以上の設定を行い、仮想マシンを起動すると認証エラーが出力されなくなります。
最後に
現在、このエラーは発生しなくなっています。ver1.9.7で、試しにVagrantfileに追記した”config.ssh.insert_key”をコメントアウトして仮想マシンを起動しても認証エラーは発生しませんでした。
宮崎県在住。
プログラムを書いて暮らしています。趣味はルアーフィッシング、ギター。